「内容・表記・図版・レイアウトのすべてをチェックします」
- A.原稿の内容吟味
- 各ページごとに、編集方針・執筆要領・教科書などに照らし合わせて、原稿内容を細かくチェックします。
- ●編集方針に合っているか。
- ●執筆要領に添っているか。
- ●教科書の内容に合っているか。
- ●原稿に大事な内容がもれていないか。
- ●あいまいな表現や誤りがないか。
- ●解答は正しいか。
- ●わかりやすい文章になっているか。
- ●問題レベル・設問形式・問題量・文章量・配列・配点などは適切か。
- などを吟味します。
- さらにエディットの「教科別原稿整理マニュアル」に基づき、各教科の特性に応じたチェックを行います。
- B.原稿の漢字使用・用語・表記の統一とチェック
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小学校教材は漢字の使用にたいへん神経を使います。
教育漢字の学年配当を守るのは当然ですが、教科書によって学習する順序が違います。
漢字1字1字をチェックしていく必要があります。
また、各出版社で使用漢字の基準が違う場合があります。
この点については、各社の基準をよく理解してチェックを行います。
小学校の最新年度版について、上記の事柄をまとめた資料も作成します。
差別用語や教育上好ましくない表現のチェックを行います。
そのほか、用語・表記について、各ページに問題がないかどうかを調べます。
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- C.図表・グラフ・図版・イラスト原稿のチェック
- 図表・グラフ原稿等のデータは最新のものであるか。
- データの出典はどこか。
- データの数値は正しいか。
- 図版原稿は正確か。
- 文字にモレはないか。
- イラスト原稿の指示は的確か。
- 事物・場面のイメージがすぐわかるか。
- 季節感は必要ないか。
- イラストレーターが描きやすいか。
- 図表・グラフ・図版・イラスト原稿は本文の内容と合っているか。
- などをチェックします。
- D.原稿の形式チェック
- 字詰め・行数・レイアウト・デザインなど、形式面に問題がないか。
- 文章と図表・イラストの位置・バランスはよいか。
- 文章の頭出しは統一されているか。
- 単元番号・問題番号・記号の統一・整序は大丈夫か。
- そのほか、あいまいなところはないか。
- などをチェックします。
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原稿整理は編集者の腕の見せどころです。
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